~自然と共にそだてたブドウからテロワール(風土)を感じるワインづくりを~

2017年10月19日

発酵

ワイナリーに入るとフワッと酵母と炭酸ガスの香り。
現在シャルドネとメルローが発酵真っ只中。
タンクではジュワジュワ音を立てて酵母たちが活動しています。



グラグラと湧く釜のように対流が起き白い泡が波のようです。



赤は1日2、3回もろみを混ぜる作業(ピジャージュ)を行います。
結構重労働で汗ばむくらいです。
今年はブドウの色が濃く鮮やかに染められた紫色の果汁と泡がとても美しい。



発酵中はワインもほのかに暖かく、まさに生きているんだなと感じます。

  


Posted by ManMaluNoka at 02:48

2017年10月14日

メルロー

もう一週間天気が続けば…。

週間天気予報が傘マークで埋め尽くされたためリスク分散でメルローを半分収穫する事になりました。

とは言え、今年は作業面でも気候面でもかなりいい状態でここまできていたのでブドウはかなり良い状態です。



たわわに実ったメルロー。
  


Posted by ManMaluNoka at 23:35

2017年10月13日

醸造家

収穫、仕込みがピークを迎えています。

ようやく醸造家になったと実感できる慌ただしさです(笑)


メルローのプレス



シャルドネの収穫



プレス機に入ったシャルドネ



メルローの仕込み

今年はほとんどの品種で過去最高の糖度を記録。涼しい事で綺麗な酸も残り最高のヴィンテージになりそうです!
  


Posted by ManMaluNoka at 01:14

2017年10月06日

ice wine

今日は地元、東御市特産の巨峰の仕込み。

私は食用ブドウを美味しいワインにするには多少の甘みが必要だと思っています。

しかし砂糖で甘くするのは面白くない。

ならば凍結凝縮で糖度を高めよう。

しかしワイナリーには果汁を凍らせる冷凍庫はない。

そこで考え付いたのが近くの冷凍倉庫に収穫したブドウを持ち込み房ごと一度冷凍、そして凍った果実を溶かしながら欲しい糖度まで搾る手法。
凍結こそ人工的ですが、ice wineと同じ手法です。

予想では半日くらいで搾り終わると思っていたのですが、全く甘かった。。。
プレス機で圧縮された凍結ブドウは簡単には溶けない!
待てど暮らせど果汁が落ちてこない。
降り始めの雨のように
ポタ・・ポタ・・ポタ・・
これは眠くなる。。

あまりにも溶けないので天日に当てたり、セラーの暖房で温めたりと、とにかく溶かす事に時間がかかり、結局終わったのは搾り始めから12時間後。片付け終わった頃には日付が変わっていました(笑)

時間はかかりましたが予定通りの糖度になり良い果汁がとれました。

美味しい甘口ワインになってくれることでしょう。



凍った果実をプレス機へ



きんきんに凍った巨峰



なかなかたまらない果汁



凍りつくプレス機




  


Posted by ManMaluNoka at 12:44